されど、愛しい

輝く瞳に食らいつく日々

Endless SHOCKファンにおすすめしたいエンタテイメント―フライング編―

この記事ではEndless SHOCKを観て「舞台って楽しい!もっと他のエンタテイメントも観てみたい!」と興味を持った方に向けて、私のおすすめを勝手に紹介したいと思います。

「なんなんだ、この舞台は!!!!」

舞台好きの両親*1に、物心ついた時から劇団四季東宝作品を中心とした芝居・ミュージカルに連れていってもらうというよりかは、連行される環境で育った私がSHOCK(初演のMILLENIUM SHOCK)に出会ったのは中学生の時のことでした。

初めてその作品を見た時、21歳の光一座長の放つオーラの壮絶な美しさはもちろんのこと、派手な衣装と舞台セット、イリュージョンにシェイクスピアさらにフライング、ダンスというこれでもか!という内容に圧倒されたのを今でも覚えています。「こんな舞台今までみたことない!!!なんなんだ!!」と。そして、それと同時に「ステージってめちゃくちゃ楽しい!もっと他の作品も見てみたい!」とエンタテイメントそのものに興味をもつきっかけになった大事な体験でした。

それから15年。私自身もそれなりの観劇経験を積んできましたが、積めば積むほど「やっぱりSHOCKって恐ろしい舞台だな」って確信します。曲にダンスそしてフライング・パーカッション・殺陣などをこれでもかって詰め込んだ上で、そのどれもがかなりのレベルに達しているからです*2。また、それを支える舞台装置や照明も素晴らしいですし、他に類をみない作品であることは間違いありません。と同時にこのSHOCKを作っている人たち(もちろん光一さん含め)は研究熱心で優れた舞台作品に常にアンテナを張っているんだろうなと感じます!

SHOCK好きの方に紹介したい作品たくさんあるのですが、この記事ではフライングにテーマに絞っておすすめのエンタテイメント作品を紹介したいと思います*3

フライング

SHOCKでは光一さんが5種類のフライングを披露します。「5種類のフライングを見られるミュージカルは他にない」とSHOCKのフライングコーディネーターの佐藤和広さんはおっしゃってました。*4光一さんのフライングは世界レベルで美しいと思っていますが、じゃあ世界レベルって何なんだよ?という話なのでフライング部門からは3作品のおすすめ紹介です。

1.シルク・ドゥ・ソレイユのリボンフライング 

アメリカ・フロリダのディズニーワールドリゾートで行われているLA NOUBAという作品の一部です。リボンフライング(英語ではAerial Silk)と呼ばれる、命綱やワイヤーを付けずに布を腕に巻きつけるだけで飛ぶフライングはシルク・ドゥ・ソレイユ堂本光一という限られた人にしかできない難易度が高い技です。シルクでは屈強な男性が披露する荘厳なリボンフライング。光一さんの披露する技と似てるんですが!が!全然受ける印象が違うのが面白いですね。

2.スパイダーマンの激しい格闘シーン


Behind the Scenes - Aerial Design (SPIDER-MAN ...

光一さんにマネして欲しくないフライングNo1がこれ。Spider-Man: Turn Off the Dark。Broadwayで2011年にスタートするものの、チケットの売れ行きが悪いのに加えスタントマンの怪我や機構トラブルが続出し2年半でクローズに*5。残念ながら動画でしか観たことはありませんが、このダイナミックなフライングはさすがとしか言えませんね。今後ラスベガスに場所を移して再演予定ですので興味があれば!

3.Billy Elliotの空中バレエ(0分25秒から)


Behind the scenes at Billy Elliot - The Musical - YouTube

Billy Elliotは映画「(邦題)リトルダンサー」をミュージカル化した作品で、イギリスの炭鉱育ちの少年がバレエダンサーを目指すストーリー。少年の夢”空を飛ぶように踊りたい”を表すシーン。フライングをする少年と地上の青年が表現するフライングとバレエがとても美しいです。この映像ではフライングのためのロープを動かす綱元(フライングマンと映像では紹介されてます)さんが紹介されています。SHOCKでも綱元さんが光一さんの動きに合わせて手動でロープをゆるめたり引っ張ったりと職人技を見せてくださっていますが、ロンドンでも同じようです。なお、このミュージカル作品、ストーリーはもちろんエルトンジョンによる曲が素晴らしいしダンスシーンも見どころあるし、なによりも子役たちの熱演に圧倒されます。ロンドンで上演中ですが、映像化されてるのでお気軽にどうぞ!本当におすすめです。 

 さぁ、趣味で書きなぐった文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。もしお時間あったら動画も観てみてください!「あれ、光一くんと綱元さんが作り出すフライングって世界と比べても凄いレベルなんじゃ!!」ってなるかもしれません!

それでは!また機会と気力があったら、フライング編以外のおすすめ作品書いてみようと思います。

*1:父は歌舞伎とオペラ、マジックショーが好きで、母はミュージカルが好きな元宝塚ファン

*2:例えるなら、数学も国語も理科も社会も英語も100点満点中95点越えで、それに加えて芸術も音楽も体育もクラス上位みたいなね!

*3:時間があれば次回はパーカッション編、そしてダンス・歌編を書きたいな。。。

*4:これは事実ですが、まずフライングをする舞台自体が少ないですし、二種類以上のフライングを使うミュージカルはほとんどみたことないですね。

*5:ブロードウェイ史上最大の赤字(60百万ドル=約72億円)を叩き出したステージです...!!